おしろいコンパクトが大きいと、
びっくりするほどメイクが
うまくいく?!


直径9センチ? 厚み2.5センチ?
そんな大きなコンパクト、見たことない。
化粧品は、ちょっとした工夫が、大きな効果を生んだりする。
例えば、アイブロウの芯を平べったくしたら、それだけで驚くほど上手に眉が描けるようになるような……。
そういう意味で、ちょっと嬉しくなるほど想定外の結果をもたらしてくれたのが、直径9センチもある大ぶりの固形パウダーコンパクト! エクシア セレスティアル ヴェールだった。
直径9センチ? ちょうど手のひらがすっぽり隠れるような大きさ。
いわゆる家で使うルースパウダーの大きさだ。つまり持ち歩き用の一般的なコンパクトより、2回りほども大きい。厚みも2.5センチで、正直分厚い。ひょっとしたら「そんな大きいコンパクト、持ち歩くにも不便だし、使い勝手も良くないのでは……」そう思う人が少なくないのだろう。
でもどうか一度手に取ってみて欲しい。そして試して、仕上げて、持ち歩いてみて欲しい。きっと想像とまるで違うことに驚くはずなのだ。
まず、大きい方がいろいろ使い勝手が良いこと、意外に軽く少しもかさばらないこと、
鏡が大きいと何かと便利であること、そして何より、大きいからこそ意外なほど美しい仕上がりになることに………。


不思議。なぜ大きいほどキレイに
仕上がるのだろう?
ここで知っておいて欲しいのが、家で使ういわゆるルースパウダー、つまりお粉タイプは大きめだけれど、持ち歩き用にはなっていない。固形パウダーにして大きめサイズ自体それほど多くない上に、これは鏡付きの持ち歩き用、だからユニークなのである。
なぜ大きいと美しく仕上がるのか? パフが大きく、パウダーの面も大きい、それが必然的に柔らかい粉含みと、肌へのふわっとした自然なフィット感をもたらすからなのだ。パフもパウダー面も小さいと、塗りがチマチマして、キレイにつかない上にムラになる。
これは、チークカラーを頬にぼかす時、小さなブラシではうまくぼかせないのに、大きなブラシを使うとテクニックがなくても上手くぼかせて、まさしく内側から湧きあがる紅潮のように仕上がるのと同じ原理。
おしろいも大きいと、それだけで粉っぽさのない、繊細にして端整な仕上がりになり、本当にきれいな肌が出来上がるのだ。しかも化粧もちまで良くなる気が。だから気がつくと、持ち歩き用としてだけでなく、家メイクでもこれを使っているほど。
大きいだけで? そう、大きいだけでメイクはもっとうまく行く。持ち歩く化粧品は、小さいものほど便利と思い込んでいたのに、そうではないケースがあったということ。そういう隠れた法則に気づかせてくれたのだ。
名品は、本当に多くを教えてくれる。使ってみないとわからないことをたくさん。それこそが名品なのだと言うことをも含め、この大きなコンパクト、キレイの本質を教えてくれたのである。
