半世紀にわたり
愛され続ける化粧水があります。

アルビオンの
スキンコンディショナー
エッセンシャル。

親しみを込めて“スキコン”と
呼ばれるその化粧水は、
多くの肌を美しくみちびき、
その感動は語り継がれ、
そんな連鎖によって
輝かしい50年の歴史が
築かれてきました。

INDEX

CHAPTER01 ハトムギへのこだわり

1974年の誕生から
ハトムギに
こだわり続けています

スキコンは日本らしい成分にこだわり、古来から人間のすこやかな営みを支えてきた和漢植物『ハトムギ』にいち早く着目しました。
ハトムギは、元来アジアの温帯から熱帯地域に生息し、日本でも古くから生活になじみのある植物ですが、アルビオンはスキコンに採用して以降、日々ハトムギの可能性を追求する中で、2011年に『北のはと』という品種の国産ハトムギに出会いました。

『北のはと』は北海道北部地域のような寒冷地でも栽培可能な品種として開発され、2007年に品種登録されました。ハトムギは同属のジュズダマと交雑する可能性があり、このジュズダマが自生する本州以南では交雑してしまいます。この寒さ厳しい北海道で栽培される『北のはと』はジュズダマと交雑することのない、いわば“純潔”のハトムギなのです。
スキコンにはこの『北のはと』から抽出した美容成分が配合されています。

自社契約農場で
有機栽培された
『オーガニック北のはと』

スキコンは、2011年に使われているハトムギを、すべて国産ハトムギの『北のはと』に切り替えました。
その『北のはと』初の有機栽培を請け負ってくれたのが剣淵町にある赤とんぼ農園の池田さんです。

農業は長期計画。
雑草と戦い、良い土を育て、
一流の原料を提供する

↑赤とんぼ農園 池田春樹さん /伊三男(いさお)さん

除草剤を使用しない有機栽培では雑草も育ちやすい環境になりますが『北のはと』の生育を邪魔しないように雑草の除去はていねいに行います。2メートルにも背が高く育ったハトムギの間を歩いて、種を落とさないように雑草を取ります。

長年の有機栽培の経験から良いものができる確信はありました。
しかし近年は北海道でも天気の予測が難しく、突然の雷雨などに収穫量が左右されることも。
スキコンの根幹でもある『北のはと』をオーガニックで育てることは難しいことだけれど、やりがいがある。心をこめてつくったハトムギを感じていただければ。

国産ハトムギ
『オーガニック北のはと』は
ある意味、SDGs植物である

ハトムギは根が土の中で広く張り、繊維質が少ないため、種を収穫した後土に混ぜ込むとえん麦と同等程度の緑肥効果を発揮します。ハトムギを栽培することで水もち、水はけが良く、菌環境のよい土となり、植物の育ちによい連鎖が生まれるのです。
そのことから『オーガニック北のはと』はSDGs植物と言えます。と『北のはと』が生まれた国立研究開発法人 医薬基盤・栄養・健康研究所にて研究リーダーをされている林さんは語ります。

スキコンには、池田さんの経験と技術により栽培された『オーガニック北のはと』から抽出した美容成分を配合しています。
エキス※1やオイル※2、外殻※3や糠※4
ハトムギに秘められた可能性と肌への効能効果の研究を続け、誕生からこだわり続けているハトムギの魅力を余すことなく素肌へ送り届けてゆきます。

生産者の顔が見えるハトムギをキー素材に取り入れる。そんな安心・安全の提供の仕方も、高級化粧品の価値のひとつであると、アルビオンは考えます。

※1ヨクイニンエキス(保湿)
※2油溶性ヨクイ ニンエキス(保湿)
※3ハトムギ殻(皮脂吸着)
※4ハトムギヌカエキス(保湿)
※3,4はスキンコンディショナー クレンジングバーにのみ配合

CHAPTER02 商品開発担当にとっての
スキコン

心までも揺さぶる、
スキコンのポテンシャル

長年愛される製品ほど、リニューアルが難しいといいます。
変えないでという声、旧品を上回らなければならないという重圧・・・。新製品を生み出す開発担当にとって、ロングセラーである“スキコン”はどんな存在なのか?
スキコンのターニングポイントに携わった商品開発部門の二人にインタビュー。担当者の声を通して、アルビオン商品開発力の源泉をお伝えします。

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CHAPTER03 ボトルデザインに
込められた想い

パッケージは会社の顔
アイデンティティを守りながら、
新しい世代のスキコンへ

白濁した化粧水が入ったボトルにシルバーのキャップ。店頭に並ぶひときわ目を引くグリーンの箱。
スキコンのパッケージは1974年のデビュー時からほぼ変わらず、発売当初から守り続けているデザインのアイデンティティを大切にしています。

パッケージは会社の顔

そんな想いで生まれたスキコンのパッケージは、50年経った今も色あせることなくアルビオンのシンボルとして存在感を放っています。
当時、すりガラスであったガラスボトルは白濁した化粧水のやわらかい雰囲気を演出し、少しすそが広がった筒形にすることでエレガントさも纏わせました。特長的なキャップは、大事な中身をリボンでくるっと包むイメージで誕生したデザインです。

↑発売当初のパッケージ

数回のリニューアルを経て、2022年には時代に合わせてすっきりとスタイリッシュに。キャップを小さくし、よりスタイルのよいプロポーションのパッケージが誕生しました。

スキコンのアイデンティティを守りながら新しい時代のスキコンへ。
長年スキコンを使ってくださっているお客様にも、今までと変わらず使っていただけるように。

たくさんの方に愛用頂いているスキコンのパッケージデザインはそのような想いで進化をしてゆきます。

奇をてらったものではなく、シンプルで美しいものを、質感にこだわって。
これは高級化粧品メーカーアルビオンのパッケージデザインにおいて時代が変わっても受け継いでゆくマインドです。

CHAPTER04 スキコンのサステナ

この先の未来のために。
スキコンのサステナビリティ

バイオマスPET

0

1個あたりの重量

0

CO2排出量

0

スキコン容器
リサイクル回収店舗

0

デザインの変化と共に、ボトルや一個箱はSDGsを意識した環境配慮型のパッケージになりました。
2022年にリニューアルした際は、ボトル部分にバイオマスPETを100%採用し、樹脂の重量も軽量化。一個箱には森林認証紙を使用し、紙の厚みも削減しました。
その結果、リニューアル前に比べ1個あたり重量14%減。CO2排出量26%減を実現しました。(330mlサイズのボトルと一個箱で算出)

使いやすさにもこだわって

デザインや素材が変わると使用性や耐久性などの検証も念入りに行います。
ボトルの樹脂の軽量化はCO2削減にもつながりますが、中身の安定性が確保できる、落としてもボトルが割れないぎりぎりを攻めることになります。

また、実使用時を想定したテストも行います。例えば、スキコンの前に乳液を使用することを想定し、乳液で手が滑りやすくなった場合はどのように落ちてしまうかなども確認しながら取り組みます。

今回のリニューアルでは落下による割れの試験においては、通常製品の5倍以上の確認を行いました。

また、スリムになったキャップが開けにくくならないように、キャップに刻まれた線による段差を寸法0.02㎜単位で調整。スムーズに開閉できる微妙な差を繰り返しテストしました。

ほかにも、森林認証紙を使用した一個箱の紙の厚みを削減する時も、幾度の輸送テストを実施するなど、念入りに検証を重ねました。

(設計担当 伊藤さん)

こうした一つ一つの積み重ねが品質という大きな価値につながると考えます。

後々のリサイクルのことも考慮して、ボトルから中栓を取り外しやすいように、以前は無かった指をかけやすいきっかけを設けたそう。そのような注文はなかったけれど、使う人のことを考えて生まれた工夫です。
アルビオンの設計担当はデザイン性を損なわず、環境に配慮し、使用性を上げることを追及してゆきます。



容器回収を拡大。
社会への貢献を目指して

アルビオンではサステナビリティ経営の実現に向け、「資源の循環」というテーマを設定しています。その取り組みのひとつとして使用済みスキコン容器の回収を一部の店舗で実施しています。
空容器回収からアップサイクルまでの一連の工程について、管理できる状況を継続して維持し、社会へ貢献すること。それが、アルビオンのこだわりのサステナビリティ活動です。

容器回収に向けた取り組みは
まだ始まったばかり

アップサイクルで出来上がったものをお客様に還元するなど社会への貢献を目指して、取り組んでゆきます。まだまだ実証段階ですが、資源の効率的・循環的な利用を図り、将来的には宣伝物や店頭什器などに活用できたらと思っています。

スキコン50周年を迎えた2024年5月より容器回収拠点を拡大し、お客様と取引店のみなさまと共に社会課題の解決を図っていければと考えています。

(サステナビリティ戦略G 山本さん)

↑キャップ部分を再資源化してミニフォトフレームへのアップサイクルに成功。引き続き回収後の活用先を検討中です。

CHAPTER05 生産現場へ潜入

オートメーションで効率化
人にしかできない工程は
重点的に

アルビオンの製品は、埼玉県にある熊谷工場でつくられています。お客様に安心してお使いいただける化粧品を生み出すため、最新設備と万全の検査体制を整え、大量生産する第一生産棟と、少量生産の第二生産棟という、異なる2つの生産体制で効率的に生産を行っています。スキコンが生産されているのは第一生産棟です。

この第一生産棟は、使う歓びや笑顔をお届けすることを目指した新たなモノづくりの拠点として2020年8月より稼働。『生産能力の増強』『品質の向上』『自動化の推進』をコンセプトに、設備や機械(ハード)とお客様への責任と情熱を注ぎ込む人の目と手(ハート)を融合させた、知恵と工夫を凝らしたものづくりを行っています。

徹底した衛生管理

人の介在を減らすことは汚染のリスクを減らすことにもつながります。さらに各フロア、各室に適したクリーンレベルを設定。自動洗浄・殺菌システムを導入し、医薬品レベルの生産環境を徹底しています。

スキコンの中身を原料から調合

開発担当と研究担当が作り上げてきたスキコンのレシピを、量産化してゆきます。
あの、白濁したスキコンが作られるのは6,000ℓの大きな釜。
ビーカーワークで作り上げた化粧水を、この大きな釜で再現するには生産技術者の技が重要です。原料を混ぜるタイミングひとつで、使用感が大きく変わってしまうのです。

何度も試行錯誤して最適な条件を見つけ出すことに成功。その条件を機械に設定することで、安定した品質での量産が可能に。

出来上がった中身を容器に充填

こうして出来上がったスキコンを毎分70本のスピードで充填、仕上げをしてゆきます。スキコンのボトルに白い化粧水が充填されていく様は、圧巻の光景です。

色・香り・感触といった官能試験や仕上がった製品の検品など、人にしかできない工程は人が重点的に行いながら、オートメーション化を取り入れています。

スキコン、完成!最終検査を経て、お客様の元へ

『オーガニック北のはと』からはじまり、試行錯誤の上完成させたスキコンのレシピ。
デザイン性や環境配慮、使用性も兼ね備えて出来上がったパッケージ。さらにお客様への想いを詰め込み、スキコンはここ、熊谷から各店舗に出荷されてゆきます。

CHAPTER06 拡がる、スキコンの輪

肌での体験を通じた
ご紹介活動がアルビオン流

販売現場ではお客様の肌のことやニーズをお伺いし、おひとりおひとりに合わせた商品を、肌で体験していただくご紹介活動をしています。

スキコンは今でこそ指名買いやリピーターが多くいらっしゃいますがそこまでの道のりは、販売現場のスキコンに対する絶対的な自信や熱い情熱をお客様に伝えることからはじまりました。

↑1983年にスタートした「マスク美容法」
肌で体験していただく。
アルビオンは、時代が移ろっても変わらず、”接客” こそが商品の良さを伝える大切な軸であると考えます。
大々的な宣伝ではなく、販売現場が商品を熱い想いでお客様に伝える。そしてお客様からのクチコミが草の根的に広がって、スキコンはロングセラー化粧水へと成長することができたのです。
肌をすこやかに整えるスキコンは年齢も肌質も性別も問わずにお使いいただけます。全国の販売店では、みなさまのご来店をお待ちしております。ぜひお気軽にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

日本で生まれたロングセラー
化粧水「スキコン」は、
海をわたり海外へ

1974年日本で生まれたスキコンは2024年現在、日本をはじめ、10の国及び地域で販売されています。

日本で生まれたロングセラー化粧水として海をわたったスキコン。中国では
ニキビを防ぐ
肌あれを防ぐ
うるおうけどべたつかない
といった、高い満足感が海外での評価にもつながっています。

高級化粧品の第一人者として、今後も海外でのアルビオンブランドの認知を高める計画のなか、スキコンはそのきっかけとなる大切な商品として引き続き年間プロモーションを展開してゆきます。

↑海外向けプロモーションビジュアル
 
↑海外店舗(ベトナム)

だれも見たことのない化粧水がつくりたい。
いくつもの高いハードルを越えて
誕生したスキコンは、
多くの方に支えられて
2024年に50周年を迎えることが
出来ました。

いつの時代も、どんな状況でも
素肌に寄り添い、
年齢、肌質、性別、国籍を問わず
使う人に感動を届ける化粧水を目指して。

より良い未来に向かって歩み続けます。

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